デビエーションのリグフォーレスキューを立ち上げてみました。
クロスホールとのコンバインドです。
これはディビエーションで作業中、作業者が何らかの原因で動けなくなり、しかも救助者が介入できない状況を予測して(リスクアセスメント)救助計画を立てたものです。
リスクの高い作業をするときは(ロープ高所作業はおしなべて)救助計画が必要です。
いざ救助というときに、消防の救助隊に要請するよりも作業チーム(自分たち)で救助するほうが早いからです。
なぜならば、作業チームのほうが専門家だからです。(救助計画が立てられない人は専門家ではありません)
救急車が着するまでに、カジュアリティを地面に降ろす必要があるので、むずかしい方法を採用してはいけません。
FTGロープアクセス
Fukuhara Training Group
-
今日のコソレン
Posted on
by
-
第42回:アセスメント最終日
Posted on
by
2月24日、今回のトレーニングのアセスメント最終日となりました。
審査を受けるのは8人のレベル1 です。
緊張のあまり、リアンカーの通過であらぬことをしでかし、ハラハラさせられましたが、なんとか復旧して何ごともなし。
しかしディビエーションの通過では、メインロープに接続されたアイディ(下降器)の上方に、間違ってアサップロック(モバイル墜落制止用器具)を取り付けてしまい、ライフラインの未使用を指摘されるシーンがあり、ひとり不合格となりました。
7人は合格です。
-
第42回:アセスメント2日目
Posted on
by
2月23日、6人のレベル1と、ふたりのレベル3の技能審査が行われました。
結果は、レベル1が全員合格し、レベル3はふたりとも不合格でした。
合理的な手法を採用せず、いたずらに時間を費やしてしまったことが大きな原因と思われます。
用具の整頓にも問題があり、結果、大事な器具を落下させてしまったり、あらぬ手法に陥ったりして、失敗を重ねてしまいました。
個々の技術は高くても、複合技になると、全体を把握する能力が求められます。
IRATAのレベル3は現場の安全責任者で、万が一の事故発生時には同僚を助けるという大きな任務を負っています。
そのためレベル3合格への道のりは遠く、いくつもの高い壁を乗り越えなければならないのです。
ふたりとも不合格とはなりましたが、いろいろなことが学べて、よい経験になったことと思います。
再チャレンジを期待します。