FTGロープアクセス

  • 緊急時脱出装置の使い方

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     長崎県五島市のウィンドタービンで 3月4日、TOWAのオートディセンダー(セルフレスキューキット)の用法をレクチャーしてきました。
     オートディセンダーとは自動下降器のことで、ロープのコントロール技術を持たない一般の作業者が、高いところから避難するための装置です。
     当該オートディセンダーの性能は 最大吊り荷重が150㎏、下降スピードは0.5~1.5m/毎秒(75㎏の場合 0.8/毎秒)で、人ひとり用ですが、火災等の緊急時はふたり同時に下降(脱出)する必要にせまられます。
     そこでメーカーに、ふたり使用の実験を依頼したところ、スピードは約2.0m/毎秒になるものの、ブレーキが壊れたりすることはない、との回答が得られました。
     今後、ますますの普及が期待されます。

    オートディセンダー本体
    ひとりで下降
    ふたりで下降
    四つ足になるので着地時の姿勢は安定します。
    ロープ先端のコネクターに 互いのD環(胸部)を接続します。




  • 久々にロープ高所作業特別教育講習会

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    電気通信工事系の会社さんから、ロープ高所作業特別教育のご依頼があり、2月26日、受講者4名で講習会を開催しました。
    当該特別教育は、安衛則で定められた規則ですが、安全確保の最低基準なので、真に安全を求めるならば、さらなる安全教育(実技教育)が必要です。
    このたびご依頼があった会社さんは、安全に対する意識が高く、2日の追加実技教育(合計3日)の受講を申し込まれました。
    りっぱです!

    相も変わらず 寺子屋風の安全教育講習会
    下降器による登高
    高登器による下降
    下降モードの器具の交換
    登高モードの器具の交換
    ロープからロープへの移動
    ロープからロープへの移動-2
    ロープからロープへの移動-3

    これって IRATAレベル1の初日のトレーニングと おんなじやんけ!
    そう、ハーネス等 個人用保護具の組み立て方も教えたので、必然 フィギュア8ノットとバレルノットもやりました。
    とっても優秀な人たちでしたから(笑)


  • チェアリフト レスキューの手順

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    ペツルの「ロールキャブ」は、スキーのチェアリフト等の索道で、救助に使われます。
    救助方法はテクニカルロープレスキュー
    手順を以下に示します。

    要救助者
    救助者は地上にひとり、ステーションにふたり必要
    要救助者に近づく
    インターベンション
    グリヨンで要救助者の墜落防止措置を講じる
    ニュートンイージーフィットを装着させる
    ニュートンイージーフィットはスキーを履いたままでも装着が容易
    リグで吊り上げ、アサップロックでバックアップを講じる。
    テクニカルロープレスキューはダブルプロテクションが原則
    グリヨンを外して 初めに講じた墜落防止措置を解除
    要救助者を降ろす
    ロールキャブを盛替えて次の救助に向かう



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