FTGロープアクセス

  • 岡目八目:チームレスキュー

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    こんどは、オンサイトレスキューを想定した課題です。
    作業現場で、同僚が動けなくなったとの通報!
    それっ!出動
    5人のレベル3は、脱いでいたハーネスを急いで装着
    オフィスを飛び出しました。
    【課題は、通報から30分以内で床面に吊り上げること】

    ロープ上で動けなくなった同僚
    誰も気づいていません。エッジローラーが床に置いてあることに…
    気づいたかもしれませんが、コレを使ったホーリング・レスキューは練習していませんでした。
    対岸のステージからロープを操作する必要はないでしょう。
    急を要するオンサイトレスキューなのですから
    救助者が要救助者に介入するまで時間がかかりすぎであると、事後研究会でピーターさんに指摘されました。
    何より要救助者の状態を確認するのが重要であると
    確かに、サスペンションイントラレンスの懸念があるのですから、要救助者には気道確保の必要があります。
    手間のかかる搬送法ですが、これまでの練習が功を奏して、リギングにかかった時間はとても短いものでした。
    普通は、こんなに簡単にできるものではありません。
    要救助者をどこにも接触させずに丁寧に救助したのは見事です。
    十分余裕をもって時間内に救助しました。

    さて、事後研究会でピーターさんから指摘された、その他の注意事項です。

    1.救助を始める前に、作業指揮者が全員のボディーチェックをしていなかった。
      実際、床面での作業だったが、ハーネスのレッグループのバックルが外れていた人がいた。
    救助に際しては、なにより救助者の安全を確保するのが親方の責任でしょう。
    2.ステージ上でクロスホールをしていた人が、ハンドレールに自己確保をしている写真を提示して
    「これでいいのか?」とインストラクイターに質問しました。
    「ダメじゃん!強度が不明なハンドレールでフォールアレストシステムを組むのは!」

    ※ この課題では、エッジローラーを使う、消防スタイルのホーリングが有効だったと思われます。
    対岸に、使えるステージがあるとは限らないのですから、クロスホールが有効となる場面は、現実に
    は、まずないと思われます。
    岡目八目

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  • 岡目八目

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    レスキューにはいろんな解決方法がありますが、アセスメントではもっともシンプルな方法が求められます。
    しかし、人は環境が変わったり、初めての状況に出くわすと、あらぬことや無駄なこと、あるいは不安全行動をしでかすものです。
    初見で、パーフェクトなテクニックを披露するのは、とても困難です。
    IRATAのアセスメントでは、こうした人間模様が顕著にあらわれるので、事後研究会が大事です。

    ロープ上の要救助者
    救助者は要救助者が吊り下がっているロープを登り、ハンギングホール ➡ 一緒に下降、という課題
    サードロープ(ホーリング用のロープ)は、この時点で要救助者に結ぶべきでしょう
    サードロープにアッセンションをつけてホーリングをしています。
    もし要救助者がロープ上ではなく、地面に寝転がっていたら
    救助者はサードロープの索端を要救助者に結び付けてから、ロープを登っていたことでしょう。
    レベル3の課題ばかり練習していると、レベル2の課題でつまづくことがあるので注意が必要です。
    ちゃんと課題をこなしたHIROさん、お見事です!

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  • 第45回:アセスメント初日

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    7月30日、第45回:IRATAトレーニングのアセスメントです。
    アセッサーは、ピーター ウッドさん
    審査を受けるのは、レベル3が5人、レベル2は一人、レベル1は二人です。
    アセスメントはサクサク進み、午後2時半ころには終了していました。
    レベル3の課題は、ひとり一人別々の内容だったと思います。
    チームレスキューは、とっても良い課題でした。
    結果は全員合格
    とくにレベル1は、ふたりともエクセレントの評価を受けました。
    画像はのちほどアップしますので、乞うご期待

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