FTGロープアクセス

  • 今年度最初の 「ブランコ作業安全教育講習会」 が開催されました。

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    DSC05688 [640x480]DSC05692 [640x480]DSC05694 [640x480]78日、東京ビルメンテナンス会館において、今年度最初の「ブランコ作業安全教育講習会」があり(主催は東京ガラス外装クリーニング協会)、東京6人、神奈川5人、埼玉4人、宮城2人、長野1人、合計18人が受講されました。

    私は講師で参加したわけですが、「ブランコ作業とは何か?」と題し、三つ縒りロープとシャックル、あるいは安全帯とブランコ台からなる、モノのない時代に始まったブランコ作業が、今日の進化したロープアクセスに比べると、いかに野蛮な手法であるかを述べました。

    また直径16ミリの三つ縒りロープを親綱とするライフラインは、その墜落防止器具が、ブランコ作業に転用するには危ういもので、墜落が止まらない可能性があり、じっさいに墜落死亡災害も発生していることを教えました。

    ここ最近ブランコ作業でも、ロープアクセスの墜落防止器具(モバイルフォールアレスター)が使用されるようになってきましたが、製品の全てが手放しで安全確保を保証しているわけではありません。

    ロープアクセスの墜落防止器具には、ジャミングローラー式とカム式があります。
    お店やネットで簡単に買えるのが、カム式です。
    カム式は、墜落の際、器具を握ってしまうと墜落が止まらず、器具を握ったまま地面まで落ちてしまう可能性があります。
    これは、製品に共通したリスクです。

    一方、ジャミングローラー式は、ペツルの「アサップ」と「アサップロック」しかありませんが、これは器具を握っても墜落は止まるので、カム式のリスクが摘み取られている分、安全性は確かです。
    いずれにしても、安全に使用するためには、トレーニングが必要です。

    また、ブランコ作業の現場の写真を見てもらって、どこに墜落のリスクがあるか、そのリスクは高いのか低いのか、作業者の行動やロープの取り付け作を受講者と共にリスクアセスメントしました。

    分かりやすかったと、よい評価を受けました。

    この講習会は、年4回開催されます。

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  • 6月27日 ロープアクセストレーニング ビッグロック日吉店

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    DSC05659 [640x480]DSC05662 [640x480]DSC05663 [640x480]DSC05665 [640x480]DSC05669 [640x480]DSC05664 [640x480]627日 仙台から5人の参加者あり。
    IRATAメンバー4人、研修生1人。
    トレーニングはイトサマに音頭をとってもらって、ほとんどお任せでした。
    東北地方にはGCAなどの組織はありませんが、仙台を起点に、IRATAの認証を取得される方が増える予兆が感じられます。

    このところ毎月参加の大手スポーツ店(ペツル製品販売)のレディは、レイコさんと組んでもらってトレーニング。二人の体格は同じなので、次回計画のレスキュー訓練が無理なく行えることでしょう。

    初めて参加されたシーリング職人のお二人は、ペツルジャパン株式会社のトレーニング(ロープアクセス1)を受講済みだったので、ロープトゥロープトランスファ、リビレイの通過まで、サクサク進むことができました。

    薪ストーブ販売がお仕事のノリさんも、IRATAに興味津々
    周囲がIRATAテクニシャンぞろいなので、まあ当然でしょう。

    設備屋のヤマチャンは、来週から風力発電機の手伝いで、2週間旅にでます。
    レベル2テクニシャンではありますが、風車は初めてなので、気をつけてくださいね。

    ことし風車は仕事が増え、人手不足のもよう
    従業員を風車の仕事に就かせたいということで、ロープアクセストレーニング受講のお問い合わせが増えています。

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  • 順勾配でのロープアクセス

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    DSC05456 [640x480]DSC05460 [640x480]DSC05476 [640x480]DSC05486 [640x480]DSC05488 [640x480]DSC05489 [640x480]ロープアクセスは、建物のメンテナンスに欠くことのできない工法です。
    しかし、建物にロープを取り付ける部材がなかったら、出来っこありません。
    着工してまもない現場事務所で、メンテナンス計画の打ち合わせに参加したころが懐かしく思い出されました。
    テントの稜線にアイボルトを設置することは、当時、メーカーにとっては思いもよらない発想でした。
    メーカーの売りは、「20年間ノーメンテナンス」だったのですから…
    強度が出せないと、ずいぶん嫌がられたものです。
    そして時は流れて23年、そのメーカーも今はなし…
    提案した張本人が、そのアイボルトを使用してロープアクセスをやっている… まあ、なんという巡り合わせでしょうか(*゚▽゚*)

    さて旧型のアイディは、写真のような順勾配の作業環境では使えません。
    アイディは、30kg以下の荷重のもとではハンドルがパニック防止装置に入ってしまい、ロープが出ないのです。
    新型のアイディは、ハンドルの頭に黄色のボタンがあります。
    このボタンを押しながらハンドルを引くと、順勾配でも難なく下降できます。

     順勾配を、土木の法面作業と同様とみなし、1本ロープで作業する傾向があります。
    ですが、作業してみると、リスクは垂直面とかわらず、登り返しは骨が折れます。
    失敗しても何事も起きないよう、バックアップのセーフティラインとアサップロックを忘れずに使用しましょう。

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