FTGロープアクセス

  • IRATAトレーニング・アセスメントが開催されました。

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    RIMG0096_01 [640x480]RIMG0067_02 [640x480]RIMG0077_02 [640x480]91日~96日、兵庫県でIRATAトレーニング・アセスメントが開催されました。

    レベル1が3人、レベル2を3人がチャレンジしました。

    8月からトレーニング内容が新しくなり、国内で初めての開催でしたから、トレーナもアセッサーも大変だったと思います。

    残暑まだまだ厳しい中、みなさんお疲れ様でした。

    全員合格、おめでとう。

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  • 8月のロープアクセス講習会

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    DSC05732 [640x480]DSC05736 [640x480]DSC05738 [640x480]DSC05756 [640x480]DSC05766 [640x480]DSC05768 [640x480]ビッグロック日吉店で開催した8月のロープアクセストレーニングは、1日と15日の2回でした。
    真夏のうだるような暑さの中で、とてもトレーニングどころではないだろうと思った向きもあったようですが、4台の大型空調機をガンガン回し、室内は快適でした。

    1日は、山岳レスキューの上級・中級の有資格者の方々との交流がありました。
    難しいことをやったわけではないのですが、かなりご苦労されたもようです。
    とくにアッセンダーによるロープの登・下降に戸惑っておられました。
    アッセンダーは登山でも使用する器具です。
    普段の練習量が少ないのではないかと推察されました。
    ともかく、産業用ロープアクセス技術のレベルの高さを再認識した次第です。

    15日は、IRATAのレベル1とレベル2がそれぞれ2名、リフレッシュトレーニングに来ました
    レベル2の人はともかく、レベル1の面々! 2年以上もトレーニングから離れると、こうもヘタになるのかと、びっくり仰天しました。
    しかも毎日の繰り返しの作業の中で、おかしな癖がついてしまい、やたら不安全行動が目につきました。
    レベル2には程遠いなぁ

    次回、ビッグロック日吉店でのトレーニングは、919日です。

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  • 本当に起きてしまった予測された墜落災害

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    フォールアレスターはストレスなくロープ上を流れるが、これで墜落は止まらなかった!
    フォールアレスターはストレスなくロープ上を流れるが、これで墜落は止まらなかった!
    重い鉄のカラビナを軽いアルミ合金に換え、さらに 60cmのスリングをランヤードに転用した!
    重い鉄のカラビナを軽いアルミ合金に換え、さらに 60cmのスリングをランヤードに転用した!
    ランヤードはエネルギーアブソーバーを使用することになっている。鉄のカラビナは、このデバイスの部品
    ランヤードはエネルギーアブソーバーを使用することになっている。鉄のカラビナは、このデバイスの部品

    一般社団法人北海道GCAの専務理事から、ガラス清掃の現場で発生した墜落事故の「災害調査報告書」が上がってきました。

    発生日時:平成26624日 午後230分頃
    発生場所:函館市内
    者:非GCA会員 30代男性 ブランコ経験3
    被災状況:全治3ヶ月 (左足関節骨折、右肩部挫傷ほか)
    作業形態:ブランコ作業
    作業状況:2日間の作業予定の初日、ブランコ作業員4人。この現場は過去に一度経験しており今回が2度目
    災害状況:7階建ての5階部分でカラス清掃作業中、メインロープが切れて3階部分に墜落した。ロープは使用1年半くらいのカーンマントルロープを使用。ライフラインに墜落阻止器具を取り付けていたが、止まらずに墜落した。当該建物は、屋根が飾り屋根になっていて、金物がまいてあり、30センチくらいセットバックしているため、巻きつけ養生を使用していたが、ずれて外れていたか、養生材自体が切れていたかは手元にないため不明。朝から作業を行っており、この日の5本目で災害が発生した。

    さて、この墜落災害はメインロープ(ワークライン)の切断が直接原因です。
    しかし、お約束どおりにライフライン(セーフティライン)を使用していたにもかかわらず、墜落阻止器具(フォールアレスター)がちゃんと機能せず、墜落を阻止できなかったことが問題となりました。
    上記「災害調査報告書」には記載されていませんが、被災者への聞き取りで、ユーザーによるデバイスの不適切な改造が原因であることがわかっています。
    815日、ビッグロック日吉店で、東京GCAの安全教育担当者が集まって、検討会を行いました。
    写真参照

    一般ユーザーは、性能の良否よりも「小型」「軽量」「安価」を第一に考え、用具の購入をする傾向があります。そして使いやすいように、いじる…
    このフォールアレスターを初めて手にしたとき、仲間と一緒に、将来必ずこんな事故が起きるだろうと話し合ったものです。
    本当に起きてしまいましたね。
    「ひと
    が思いつく事故は、過去に例がなくても、いつか必ず起きる」といいます。
    マーフィーの法則ですが、リスクアセスメントで重視されるポイントです。
    正しい使用をユーザーに教え、訓練することを怠ってはなりませんが、事故を先取りし、危険因子を摘み取ることを忘れてはなりません。
    リスクアセスメントはモノ対策で、ヒト対策ではありません。

    具体的な対策等については、きたる9月9日に開催予定の「ブランコ作業安全教育講習会」(東京GCA主催)で発表します。

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