FTGロープアクセス

  • 第11回ガラス外装クリーニング技能認定試験が開催されました。

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    2月23日、東京ビルメンテナンス会館で、第11回ガラス外装クリーニング技能認定試験(主催は全国GCA連合会)が開催されました。DSC07100

    全国から22人の方が受験しましたが、受験者の人数は年を追うごとに減少傾向にあり、受験者の技量もまた低下しているのが気にかかります。

    力ある人は早くに受験し、合格したのでしょう。

    リギング実技試験2技術は進化しています。試験内容を見直して、認定の更新を計画しなければ、いずれ近い将来、試験官やスタッフのほうが受験者よりも人数が多くなってしまうことでしょう。

    それはともかく私は、「ロープ取り付け実技」の支援で参加しましたが、これに先駆け、2月5日行われた予備講習会では、ロープの結び方を担当しました。

    結索の練習5分間の試験の中で、8の字結びでループを作るのが4回ありますが、きれいに結ぶためのドレスアップに時間をかけているヒマはありません。

    結索の練習2一撃できれいに結べるシーケンスを教えました。

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  • 「ダクト立ち上げ工事」 狭い環境でのレスキュー計画

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    ロープアクセスでダクトの立ち上げ
    ロープアクセスでダクトの立ち上げ

    今回は、10階建てビルで、2階から屋上までの「ダクト立ち上げ工事」です。

    困ったことに、隣接する建物との隙間がことのほか狭く、足場を組み立てることができません。

    しかし、足場の設置だけがコンプライアンスとは限りません。ロープアクセスがあります。

    国内法には、まだロープアクセスの安全基準はありませんが、作業手順書等で、安全のルールを作ればいいのです。

    作業手順書の安全の根拠は、リスクアセスメントですから、リスクアセスメントを怠ることは乱暴で、作業手順書もなしに作業するのと同じです。

    水切りをカットして、やっと通過できる狭さ
    水切りをカットして、やっと通過できる狭さ

    当該作業の最大のリスクは、作業環境の狭さです。
    長時間の作業にもかかわらず、作業者はブランコ台に腰掛けることもできないありさまです。

    また膝を曲げられない箇所が約5メートルあり、あぶみが使えないので腕力で登るほかありません。

    作業者の体力消耗は著しく、電動カッターも使うので、ケガでもしたら動けなくなってしまう可能性があります。

    救助は、狭いのでスナッチレスキュー(2人で下降)やロワリング(降ろす)は困難で、ホーリング(吊り上げ)するよりほかありません。

    休憩はロープを登り返して
    休憩はロープを登り返して

    ホーリングは、3対1のメカニカルアドバンテージ(滑車の倍力)が実用的ですが、30メートルもの長い距離の吊り上げは思いのほか骨が折れ、時間がかかりすぎて、シャリバテして、上げきれない可能性があります。

    119番に電話して、救急車が到着するまで8分、救助隊が屋上に上がってくるまで、さらに2分… 10分で屋上の開口部まで吊り上げる計画を立てる必要があります。

    この状態から素早いホーリングはできない
    レスキューは事故が起きてから準備をしてもまにあわない

    ここで救助法を示すことは割愛しますが、次回のロープアクセストレーニングで、腕力でロープを登り返す方法と、素早いホーロングの方法を教えたいと思います。

    乞うご期待

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  • 1月26日のロープアクセス講習会

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    1月26日、ガラスクリーニングでブランコ作業に従事されているベテラン3名が、トレーニングに参加されました。

    墜落阻止器具のランヤード(ロープ)を交換するのは不当な改造ですから、やめましょう。
    墜落阻止器具のランヤード(ロープ)を交換するのは不当な改造です!

    じっさいに作業で使用している用具を見てもらいたいというので、「用具の知識」について軽く触れ、保護具の改造は決して行わないよう説明しました。

    またシットハーネスは、墜落すると墜落阻止時に頭が下(逆さまの姿勢)になってしまい、体から脱げてしまうので、フルボディハーネスを装着する必要があると説明しました。

    カラビナや下降器具についてのリスクアセスメントも行いました。

    短い時間で満足なトレーニングはできなかったと思いますが、これからの安全作業に役立てていただけたら幸いです。

    この下降器の場合、ほとんどのD型カラビナは反転しません。必ずゲートが上になります。このリスクを知る人は少ないようですね。
    このD型カラビナは、この下降器具にマッチしません。必ずゲートが上になってしまいまうので、困ったことが生じます。

     

    オーバル型のカラビナは、難なく反転し、ゲートを下に向けることができるので、リスクが低減が可能です。
    オーバル型のカラビナは、マッチします。ゲートを下に向けることができるので、リスク低減が可能です。

     

    下降器具によて、ロープのセットは逆になり、それぞれ登・下降に違いが生じます。それを知るのも大切なリスクアセスメントです。
    下降器具によって、ロープのセットは逆になり、登・下降のさい、ロープの流れにそれぞれ違いが生じます。それを知るのも大切なリスクアセスメントです。

     

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