2月8日~9日、東京ビルメンテナンス会館において、東京GCAと千葉GCAの共同主催による「職長・安全衛生責任者教育講習会」が開催されました。
首都圏と宮城県から、ビルメン関係の方が9人参加して、熱心に受講されました。
グループ討議が多いのが当該講習会の特長です。
受講者の数が多すぎると、おざなりな講習になりかねません。
受講者の人数は、12人までが適正ではないかと思われました。

FTGロープアクセス
Fukuhara Training Group
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職長教育講習会でリスクアセスメントを担当
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船舶運用でロープアクセス
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「ロープ高所作業」での危険防止のための労働安全衛生規則が改正され、今年の1月1日から施行されました。
早い話が、「ロープ高所作業」が法的に認められたということで、今後は産業ロープアクセスの現場で、日本人のロープアクセステクニシャンが活躍することが期待されます。
幸先が良いことに、新星興業さんからロープアクセス技術を必要とする特殊な船舶の運用でお声をかけていただき、4月1日から5日まで船に乗り込んでいました。日本の船です。
長さ25メートルほどのシリンダーを船体に取り付け、そのシリンダーに油圧ホースをセットする作業です。
まるで造船所
むろん重機やチェーンブロックが活躍しますが、最後の微調整とボルトの締め付けは、ロープアクセスの出番です。
こうした難しい作業はIRATAの技術者でなかったら任せられませんね。
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第2回 ロープ高所作業(ブランコ作業)特別教育講習会
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1月29日、東京GCA主催の「ロープ高所作業特別教育講習会」(2回目)が開催されました。
場所は前回と同じ、品川の職業能力開発センター
受講者は30人
受講は、いまのところ会員企業優先ですが、申し込んでも順番が回ってこないと思って、他の団体が主催する「特別教育」に申し込む、あわて者もいるようです。
しかし、ロープ高所作業の専門技術を有するインストラクターを揃えているのは、GCAとIRATAだけでしょう。
他の団体の「ロープ高所作業特別教育」は、押しなべて実技が割愛されているようで、この点に着目すると、インストラクターはシロートの可能性が高いのではないかと推察されます。
「先生、ロープ高所作業のご経験をお聞かせください。」
と聞かれて、
「そんな怖いこと、やるわけないじゃないですか!」
と、返答されたらお笑いです。
ロープ高所作業の安全は、作業者の技量によって左右されるのが特徴です。
教科書を読ませて、関係法令を解説するだけでは、安全確保はままなりません。
ロープ高所作業というもは、事故が発生する可能性は低減することができても、いったん事故が発生してしまったら、悲惨な結果になるんだということを、肝に銘じなくてはインストラクターは勤まりません。
東京労働局の安全専門官の説明会(東京GCA主催)に参加した大手建設会社の担当者は、ちゃんとした技術のある団体が発行した修了証でなければ認めない(取り直し)と釘を刺しましたし、兵庫県の労働局に問い合わせた人からは、信頼できる団体が主催する講習を受講するよう指導されたと報告がありました。
ロープ高所作業にはカテゴリがあります。
GCAは「ブランコ作業」、のり面保護工事は「法面ロープ高所作業」…
そして、ISO 22846に準拠した「産業用ロープアクセス」ってのがあるんです。
「産業用ロープアクセス」の「ロープ高所作業特別教育」をGCAはできっこありまっせん。
これはIRATAの専門です。
同様に、ロープ高所作業と無関係な団体が、「ブランコ作業」の特別教育などできるはずがないでしょう。
せっかく修了証をもらても、取り直しを命じられたらがっかりですね。ご安全に