FTGロープアクセス

  • IRATAトレーニングコース 4月の2回目 

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    4月18日から、トーアス(株)主催の IRATAトレーニングコースが始まっています。
    2週連続の開催で、参加者は先週と同じ16人
    北海道、宮城県、埼玉県、東京都、京都府、大阪府、兵庫県、広島県、愛媛県からの参加です。
    今年になって、全国的に参加者が急激に増えているのは、ロープ高所作業の法制化の影響が大きいように思われます。
    じっさい「作業に従事するにはIRATAの有資格者であることが条件」という企業もあります。
    さて、あっという間に5日間のトレーニングが終わり、今日はアセスメントが行われます。
    トレーニング最終日の昨日、レベル2の諸君を対象に、ロープからロープへの移動(ロープ トゥ ロープ トランスファ)中に発生した事故を想定したレスキューの簡単な手法を展示しました。
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    国内法のロープ高所作業は、レスキューの計画と訓練までは要求していません。
    しかし、消防のレスキュー隊でも橋梁の桁下に潜り込んだ作業者を救助することはできません。
    消防は、ロープ高所作業の専門家ではないのです。
    ビルの外壁で宙吊りになったブランコの作業者を救助するのに1時間も費やしてしまい、命が救えなかった事例があります(東京)。
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    同僚の命は絶対に守るというゆるぎない哲学のもと、IRATAはどんな環境でも救助できる計画と訓練を行っています。

     


  • IRATAトレーニングコース7日目

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    4月17日
    2日目のアセスメントは、レベル1の8人が技能審査にチャレンジしました。
    教えられた各マヌーバーを、安全に行えるかどうか、ピーターさんが審査します。

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    不安全行動があれば、どんなに上手な人でも落第です。
    行動中にバックアップロープ等が無い状態に陥ると、「メジャーデスクレパンシー」と指摘され、いわゆるレッドカードで失格です。
    下降器具のハンドルをロックせずにロープから手を離したり、カラビナのスクリューロックを閉め忘れたりすると、「マイナーデスクレパンシー」となり、3回重ねると「メジャーデスクレパンシー」になってしまいます。
    きびしい審査ですが、結果はもちろん全員合格!
    私のトレーニングについてきて来てくれたのですから、落第するはずがありません。
    ロープアクセスの安全な技術を習得するためには、4~5日間のトレーニングが必要です。
    事あるごとに言いますが、国内法の「ロープ高所作業特別教育」で定められた3時間の実技で、テクニックの習得は困難です。
    特にロープアクセスを名乗る人たちは、ISO 22846に準拠したIRATAのトレーニングの受講が必要です。

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    皆さん、合格おめでとうございます。きっついトレーニングお疲れ様でした。
    来年の今頃、レベル2のトレーニングで会いましょう。

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  • IRATAトレーニングコース6日目

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    4月16日
    いよいよアセスメントの日を迎えました。
    レベル1とレベル2、それぞれ4人、合計8人 の技能審査です。
    アセッサーとして、香港在住のピーターさんが来日されました。
    5か月ぶりの再会です。
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    前回お会いしたときは、無精ひげが気になる冴えない面立ちでしたが、今回は髪を短く刈り上げ、髭も剃り、いつものさわやかな笑顔のピーターさんでした。

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    アセスメントは順調に進み、全員合格の運びとなりました。
    みなさん、おめでとうございます。
    特記すべきは御年62歳のナベさん、見事レベル2に合格されました。
    とうとう国内のトップレベルの技術を有するシール工の、IRATAロープアクセステクニシャンの誕生です。

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    今後は、ナベさん配下のシール工の皆さん(すでにレベル1に合格)も、続々とレベル2にチャレンジされることでしょう。

     


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