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  • 第19回 irata国際技術検定 加古川 7日目

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    11月6日、アセスメント2日目
    4人のレベル1と、3人のレベル2の審査が行われました。
    結果は、レベル1が 全員良い成績で合格
    レベル2は一人合格、二人がメジャーデスクレパンシーで途中で終了
    メジャーデスクレパンシーの一つは、リアンカーレスキューで、アイディへのロープのセット方向を間違ったもの。
    下降できず、失格
    この場合、元の状態に復旧し、もう一度やり直す必要がありますが、そのためには要救助者と共にロープを登り返さなければなりません。これはレベル3の技術です。
    レベル2にレベル3の技術を教える前に、アイディへのロープのセットを間違わない作業手順を徹底的に教え込む必要を感じました。
    もう一つのメジャーデスクレパンシーは、パスノット
    アセスメントの最後の最後で、とんでもない失敗を演じてくれました。
    レベル2に求められることは、レベル1の救助であり、毎日のトレーニングはレスキューとホーリングに明け暮れます。
    ただし、パスノットは対象外
    パスノットレスキューはきわめて困難で、4日や5日のトレーニングで習得できるものではありません。
    これはレベル3の技術です。
    ということはレベル2は、5日間のトレーニングコースで、一度もパスノットを経験していないことになります。
    難しい課題をことごとくクリアした終盤に、パスノットというレベル1の技術で失敗するのは 、あり得る話です。
    アセスメント後に聞き取り調査をしたところ、パスノットの正しい手順を理解している人が思いのほか少ないことがわかりました。これはいけません。
    次回のトレーニングコースは11月28日~12月2日、アセスメントは12月3日と4日ですが、今後の指導方針について、主催者の藤本氏と話し合いを行いました。
    最後になりましたが、アセッサーのフレッド・ユン氏には、たくさんのことを学ばせて頂きました。
    私より20歳も若いのに、立派な人格者で、頭が下がりました。
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  • 第19回 irata国際技術検定 加古川 6日目

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    11月5日、アセスメント初日
    香港から、アセッサーのフレッド氏がお出でになりました。
    IRATAでは、一人のアセッサーが1日に審査できるのは8人までと規則で決まっています。
    今日はレベル1が 5人、レベル2 が3人が審査を受けました。
    結果はレベル1が4人、レベル2が2人良い成績で合格されました。
    おめでとうございます。
    残念ながらレベル1、レベル2で、不合格者が各1名ずつ出てしまいました。
    レベル1のメジャーデスクレパンシーはエイドクライミングで、方向が変わる地点でワンポイントになってしまったもの。
    おそらく前の課題のリギングで、カラビナの安全環のネジを閉め忘れて、マイナーデスクレパンシーをカウントされ、テンパってしまったのではないでしょうか。
    レベル2のメジャーデスクレパンシーはホーリングで、吊り上げるほうのロープを間違ったもの。
    要救助者がクロールでメインロープに吊り下がっているとき、間違ってバックアップロープを吊り上げると、メインロープは弛みます。
    もしこのとき吊り上げているロープが切れると、メインロープに衝撃荷重が発生します。
    要救助者はクロールでメインロープと連結されていますがら、そのクロールでメインロープが破断することが予測されます。
    したがって危険行為とみなされました。
    安全確保に厳しいのがIRATAです。
    メジャーデスクレパンシーをしでかすと、一発で審査終了です。
    落ち着いて、勘違いをしないよう注意しましょう。
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  • 第19回 irata国際技術検定 加古川 5日目

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    11月4日、あっという間の5日目です。早いですねぇ
    明日はアセスメントです。
    皆さんの合格を祈ります。
    長いことインストラクターをやっていると、受講者に教えられることが多々あります。
    パスノット教え方に、新しい発見がありました。
    私は、腕力に頼らない方法を教えてきたつもりでしたが、実はそれは、とても安全な方法だったのです。
    やったね♫
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