1月27日、今年最初のロープアクセス講習会を開催しました。
東京・神奈川から14人、福岡県からお一人の参加です。
そのうち12人がIRATA有資格者♬ リフレッシュトレーニングを行いました。
たくさんのご参加、感謝感激です。
風力発電の大手企業の見学がありました。
地元、横浜は日吉の町の造園業者さんの見学もありました。
IRATAにご興味のある方々が年々増加していることを大変うれしく思います。

FTGロープアクセス
Fukuhara Training Group
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今年最初のビッグロック日吉店ロープアクセス講習会
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Grimpdayのチャレンジャーたち どげんかせんないかん
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世界には、Grimpdayという特殊救助の競技会があるといいます。
どんなものか知りませんが、ペツルジャパン株式会社のホームページにアップされているGRIMPの記事を見れば、だいたいは想像できます。
こんなこと、日本の消防隊にはできっこないと思われますが、これに挑戦しようとしている有志達がいます。
その彼らが、ロープアクセス技術を習得するために、1月17日と18日の両日、兵庫県の高砂市に集結しました。
場所は、トーアスジェット㈱の工場、ご存じIRATA公認のトレーニングセンターです。
参加者は鹿児島県から1名、福岡県から1名、徳島県から2名、香川県から4名、岡山県から2名、兵庫から2名、合計12人のチームでGrimpday Westといいました(ということは、東日本のEastもあるんだな)が、そのほか地元の消防から数名参加があったので、合計18人くらいだったでしょうか。
ハーネスを装着した11人の消防隊員と一人の警察官からなるGrimpday Westの出で立ちは、写真で見たフランスの特殊救助部隊とは程遠いもので、私の期待は大きく外れてしまいました。
一人ひとりの装備がバラバラで、しかも誰が隊長なのかもわかりません。
「有志の集まり」なので仕方がないのかもしれませんが、フランスの特殊救助部隊を正規軍とするならば、まるで反政府軍ゲリラか野武士の集団です。
私が海上自衛隊出身なので、そのようにみえたのかもしれませんが、まあ、どけんかせんないかん
それでも身体能力は高い皆さんなので、何でも教えることができて楽しくやれましたが、やたら不安全行動が目について仕方がありませんでした。
これまで、表面的な技術ばかり教えてもらって、安全確保の基本を教えてもらってこなかったのでしょう。
これは、どけんがせんないかんオンロープレスキューを教えたときは、ちゃんとしたアッセンダーを持っておらず、満足にピックオフができませんでした。
性能のいい道具を持たないと、難しいレスキューはできません。
お金がなくて、ペツルのアッセンションが買えないのでしょうか。
どげんかせんないかん
Grinpdayにチャレンジしたいなら、IRATAのレベル1と同等の技量は必要でしょう。
リーダーにはレベル3の技量が求められるでしょう。
今回は難しいチームレスキューにもチャレンジしてもらいましたが、先に述べたように基本動作が身についていないので、優秀な隊員さんでも今のままではIRATAレベル1に合格することは困難ではないかと感じた次第です。優秀な人たちなのに、なぜロープアクセスが下手なのか…
原因の一つに、ちゃんとお金をかけて習ってこなかった、という点が挙げられると思います。
民間の労働者諸君は、高い受講料(1日あたり約3万円)を払って、一週間も仕事を休んで、IRATAトレーニングコースにチャレンジしています。
そのうえで、一ヶ月に1回、リフレッシュトレーニングに参加している人が少なくありません。
道具だっていいモノを持っています。
そんな民間の高い意識を参考にされたいと思います。
目指すところはエリートでしょう。
「有志だからお金がない」というのは理由になりません。
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救助隊GRIMPはエリート集団
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ペツルジャパン株式会社のホームページに「危険な環境での救助」というタイトルで、GRIMP(フランスの特殊救助部隊)の訓練がアップされています。
すごいですね。
記事によれば、GRIMPはエリートの消防隊員で編成され、最低でも一ヶ月に一度の実地訓練が求められ、実際には一週間に一度が標準といいます。
入隊したりチームリーダーになったりするには、試験に合格する必要があるといいます。
当該救助は、ロープアクセスがベースになっていますから、すくなくともIRATAのロープアクセス技術はマスターしているものと思われます。
三つ縒りロープと安全帯が標準の日本の消防隊に、いつかGRIMPが生まれる日は来るのでしょうか?