FTGロープアクセス

  • ロープ高所作業の安衛則539条のキモ

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    ロープ高所作業での危険防止のための安全衛生規則第539条が改正されて1年以上が経過し、ロープ高所作業特別教育は、おおかたの人が受講を修了したようで、今年度は開催予定日も減り、もはや昨年度のような爆発は期待できません。
    それでも受講の問い合わせや、いろんな質問の電話は絶えることがなく、やたらと皆さん協会発行の「特別教育修了証」を欲しがります。
    しかし特別教育というものは、本来、自社で行うもので、第三者機関に委託する必要はないのです。
    企業が特別教育を第三者機関に委託するのは「確かに受講しました・させました」という法令遵守の証拠固めとおもわれますが、発注者側が自社教育を認めない場合もあり、やむを得ず第三者機関に講習を委ねるのが普通になったものでしょう。
    しかし、たった4時間の学科教育と、わずか3時間の実技教育で、何が教えられるというのでしょうか。
    もし事業者や発注者が、「特別教育の受講」しか念頭になかったとしたら、大変なおバカさんです。
    本当に大切なことは、安全衛生規則 第539条に新設された法律です。。
    539条の4:「調査及び記録」4項目
    539条の5:「作業計調査画」9項目
    539条の9:「作業開始前点検」要点検表
    作業に当たっては、上記3種類の書類が必要です。
    事故が発生して、所轄の監督署が調査に来れば、真っ先に提出を求められるのがこの書類です。
    提出できなければ安全配慮義務違反を問われ、書類送検ということもありえるでしょう。
    くわえて、539条の6:「作業指揮者を定める」という項目にも注意が必要です。
    これは単独作業を禁止したものですが、通達では「複数で作業するのが望ましい」という言い回しでお茶を濁しています。
    世の中には単独作業が多く、禁止すると失業者が増えるからでしょうか。
    ともかく、特別教育だけでなく、安全衛規則第539条の肝をつかんでおく必要があります。

    ご安全に

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  • ペツルのロープ

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    ペツルのロープが届きました。
    アクシス11㎜×50m ホワイトとイエローです。
    長期間安定したパフォーマンスを維持するための、エバーフレックス処理が施されています。
    ナイロン製の芯とポリエステル製の外皮で構成されています。
    ポリエステルという繊維は、ナイロンに比べて耐水性や耐熱性が高く、強度は他の繊維に比べて最もナイロンに近い素材です。
    これまでポリエステルには、硬くて操作性が悪い!という悪い評判がありましたが、そんなマイナスのイメージは、ペツルのロープが払拭してくれるに違いありません。
    しかもロープは、箱に入っているのでキンクしません。
    これまでロープはロール巻きでしたから、解くのに難儀しました。
    定価は、アクシス11㎜×50mでホワイト15,000円、カラー(5色:イエローがメイン)15,800円と破格の安さです。
    ご希望の方は、当ブログのお問い合わせフォームからお申し込みください。

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  • 富士山とクライミングと一本桜

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    このところ、ロープアクセスはお茶を引いていますが、おかげさまで新湘南バイパスをぶっ飛ばしていたら、厳冬期の如くに雪をかぶった富士山を見ることができました。
    4月11日は一日中冷たい雨が降り、真冬のような寒さでしたが、富士山ではすそ野まで雪が降ったようです。
    そして湯河原に向かって西湘バイパスを走り、今年初めて幕岩でクライミングをやりました。
    コンケスタとモウバカはびしょ濡れで登れず、写真はシャクシャイン

    14日は好天で、日本のアウトバーン・常磐道をぶっ飛ばして福島県へ。
    県の天然記念物で、ランキングは大関と言われる一本桜に会うことができました。
    「戸津辺の桜」という樹齢約600年の大木です。
    ちょうど満開でラッキー♬
    奥久慈川の扇状地を一望に見下ろす高台に、どっしり立っていました。
    600年前といえば室町時代ですから、たいへん長寿な桜ですが、品種名がエドヒガンとはこれ如何に?
    調べたらエドヒガンは長寿種で、山梨県に樹齢2000年の「神代桜」というのがありました。
    「戸津辺の桜」はご神木ではありませんが、それでも決して触れてはいけないと思った次第です。

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