FTGロープアクセス

  • ロープアクセスは、ISO22846が定める国際標準

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    IRATAのロープアクセストレーニングコースが始まっていますが、ロープアクセスという用語は、ISO 22846が定めたもので、作業者の墜落からの保護は、ダブルプロテクションが原則です。
    ダブルプロテクションとは2重の保護で、メインロープのほかにライフラインの使用が義務付けられています。
    ライフラインを使用しないロープアクセスというものは、ありえませんし、あったとしたら公的に道められるものではありません。
    それは洞窟探検(ケイビング)のSRT(シングルロープテクニック)と何ら変わらず、登山やクライミングと同様のテクニックだからです。
    スポーツならば、1本ロープも当然でしょうが、仕事となれば安全が優先されなければなりません。
    アイディは、ジャムロックやパニックロックといった安全装置が付いた極めつけ安全な下降器です。
    とはいえ、使用者が不適切な使用をすれば、たちまち危険な状態に陥り、命取りになりかねません。
    じっさい、アイディの蓋を閉め忘れ、墜落した事例は報告されています。(ライフラインがあったので無事)
    使用者は、アイディの正しい操作方法を、正しい訓練によって体得する必要がります。
    取り扱い説明書を読んだだけではわからないことは山ほどあるのです。
    ヒューマンエラーは人間について回る不安要素です。
    ライフラインの使用・ダブルプロテクションは、万が一の事故及びヒューマンエラーによる事故から作業者を守る大切な決まり事です。

    ご安全に!


  • IRATAトレーニングコース2日目

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    今回の受講者は「造園」「ビルメン」「看板」「船舶修理」で、すでにロープアクセスに従事している人が6人と、まったくの初心者が一人で、合計7人です。
    造園票のトニーさんがレベル3で、ほか6人がレベル1です。
    皆さん優秀で、トレーニングは順調です。
    反復練習の時間は十分に取れるでしょう。


  • 確認は大事です

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    バレルノットは、デバイスランヤードにカラビナを固定する大切な結策ですが、危険な結び間違いが存在します。
    正しいバレルノットは、ロープにテンションをかけると、カラビナを強く締め付けてくれますが、結び間違いのほうは、末端がずるずると抜けてきます。
    この危険は、目で見て確認するのは困難で、軽く引っ張ったくらいでは分かりません。
    使用前には、強く引っ張るなどして、安全を確認する必要があります。

    ご安全に!


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