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  • リグフォーレスキュー訓練

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    実機でリグフォーレスキューの訓練を行いました。
    リグフォーレスキューは、救助者がリギングプレートに取り付けた下降器具を操作して、要救助者を地面に降ろすもので、この下降器具の操作をロワーリングといいます。
    ロープ上の作業者は、トラブルが生じても同僚によって地面に降ろしてもらうことができるので、なにかと安心です。
    リグフォーレスキューは、アサップロックが正常に動けば、ワークラインをロワーリングするだけで要救助者を地面に降ろすことができますが、アサップロックがセーフティラインをロックしている可能性も考えられます。
    この場合、ロワーリングを開始すると直ぐにセーフティラインのほうが張り、逆にワークラインが緩むのですが、実機では、救助者はこのテンションの逆転に気が付くのが遅れる傾向があります。
    なぜならワークラインにはそれなりの自重があり、風の影響も加わるので、下降器具のハンドルを引き続けている限りワークラインの流れは止まらないからです。
    こうなると要救助者はセーフティラインで宙吊りになり、ワークラインは大きく弛んで用をなさなくなってしまい、ロワーリングは止まってしまいます。
    ですから救助者は、上記の現象を予測して、双方のロープの張り具合を確認する必要があります。
    そしてセーフティラインのテンションを確認したら、双方のロープの下降器具を同時に操作して、ロワーリングを続けます。

    ご安全に

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  • 救助におけるリスクの摘み取りー2

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    スナッチレスキューにもリスクが潜んでします。
    バックアップラインは、風に煽られると、アサップロックから流れ出します。
    こうなると墜落距離がいたずらに長くなり、発生する衝撃荷重もきわめて大きくなってしまい、重大なリスクが発生します。
    人ふたりでの墜落ですから、サップロックが正常に機能しても、バックアップラインの伸びが大きく、地面に近いところでは、結局、地面にたたきつけられてしまうでしょう。
    こうしたリスクは摘み取らなければなりません。
    マスターしたい人は、IRATAトレーニングの受講をおススメします。

    ご安全に

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  • 救助におけるリスクの摘み取り

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    リグフォーレスキューは、緊急時の作業者の救助を想定したロープの取り付け方法です。
    救助者は、リギングプレートに取り付けられたアイディまたはリグのハンドルを操作するだで、要救助者を容易に地面に降ろすことができます。
    しかし、この救助計画には落とし穴があります。

    どういうことかというと、作業者はグリヨンをブレードに巻き付けて体を支えているので、このグリヨンが下降を阻害するのです。

    リグフォーレスキューを可能にするには、要救助者となってしまった同僚の「胴巻き」を、もう一人の同僚が切断してやらなければなりません。
    したがって作業に従事する者は、いつもスパサ(ロープカッター)を携帯している必要があります。

    ご安全に!

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