FTGロープアクセス

  • 一般高所作業のトレーニング

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    ハーネス型安全帯の使用は、来年から法制化されますが、前倒して使用する事業所が増えています。
    5月30日、ビル管理業の方々を対象に、ハーネス型安全帯の使用についてレクチャーしました。
    これまでの胴ベルト型安全帯ならば、買って与えるだけでよかったはずですが、ハーネス型安全帯は、ちゃんとしたトレーニングなしには使用できません。
    いくら安全な道具でも、使い方を間違ったら、命を落とすことになりかねませんから…

    ハーネス型安全帯の組み立て及びシリアルナンバーのチェック
    墜落の深刻度についてレクチャー。リストレインは衝撃が発生しない(墜落しない)安全な方法。
    衝撃荷重を低減させるフォールアレストシステムでラダーを登ります。
    墜落が止まっても背面のD環で宙づり状態になると…!
    顔面を打ち付ける可能性が高くたいへん危険です。
    リスク低減措置:フォールアレストランヤードを胸部のD環に連結します。
    もう一つのリスク低減措置:垂直親綱を張ってアサップロックを使用します。
    それも墜落してしまったら救助が必要になる場合もあります。例えば風力発電機
    仲間の命は自分たちで守るという姿勢が必要です。

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  • 5月25日のロープアクセストレーニング

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    5月25日、ビッグロック日吉店において、定例のロープアクセストレーニングが開催されました。
    受講者は10人に満たないだろうと思っていたところ、予想を反して16人も参加
    そのうち13人がIRATA有資格者で、後の3人がIRATAチャレンジ希望者でした。
    ひと言に「ロープ高所作業」とか「ロープアクセス」と言っても、いろんな協会・企業・団体で、その手法はまちまちです。
    しかし、どうせ資格を取るなら、世界トップレベルのIRATAでしょう。
    レスキューの個人技に限っては、日本の消防のレスキュー隊よりも、はるかに上です。
    写真は、IRATAのお家芸、クロスホール!
    久々にナベさんが参加されました。

     

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  • 今月のロープアクセストレーニングについて

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    橋梁でも宙吊り事故の可能性はあります。
    来る5月25日金曜日、ビッグロック日吉店いおいて、定例のロープアクセストレーニングを開催します。
    最近の、東京と大阪で連続して発生したビルの外壁宙吊り事故を再現し、救助訓練を行う予定です。
    消防のレスキュー隊が救助に時間がかかりすぎてしまったのはなぜか?救急車が現場に到着するまでに短時間で要救助者を地面に降ろすにはどうすればいいか?など、いろいろ検証してみたいと思います。
    じつはロープ高所作業は、外部からの救助を期待するが困難な作業でなのです(とくに日本の消防にはムリ)… ビルの壁面はもちろんのこと、風力発電機しかり、橋梁しかり…
    同僚の命は自分たちで守る!といった覚悟と実力がなかったら、ロープ高所作業の安全は確保できないものなのです。
    厚生労働省は、オンサイトレスキュー(作業チームによる救助)を露骨には要求していませんが、「ライフラインは地面まで到達させること」と定めています。
    ビルの宙吊り事故を再現してみました。
    ライフラインは下降距離(ロープの長さ)にもよりますが、10階建てのビルの高さにおいては地上5m~6mに達したら、もはや墜落防止の役に立たないことは物理が証明しています(衝撃荷重によってエネルギーアブソーバーが伸び、ライフラインも伸び、結局、作業者は地面にたたきつけられてしまう!)
    この物理を、霞が関が知らないはずがありません。
    それでも荷重の掛かっていないロープ、すなわちライフラインを地面に到達させよ命じているのは、ライフラインを救助用ロープとして使用することを想定しているからにほかなりません。
    ロープ高所作業は、もともとビルメンテナンス業の「ブランコ作業」及び土木の「のり面作業」の安全確保のために法制化されたものなのですから、関係団体は、もっと技術的な問題に取り組んでもらいたいと思います。(このごろテクニカルな話題はまったくなし!)
    ご安全に

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