FTGロープアクセス

  • 5月の「産業用ロープアクセス講習会」は31日で 決定!

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    今月(5月)のビッグロック日吉店における「産業用ロープアクセス講習会」は、お決まりの最終金曜日(31日)で決定です。
    ふるってご参加願います。
    次回のIRATAトレーニングに申し込みをされている人は、ぜひ予備講習としてご利用ください。
    とくに、レベル2及びレベル3のチャレンジャーにはおススメです。
    必ず得をするでしょう。
    リアンカーレスキューで失敗して動けなくなった場合の おもしろい対策と、プルスルーが可能なリグフォーレスキューのリギング法などを教えます。
    ラージリアンカーのボトムレスキューを基本装備(最少の装備)だけで行うシンプルな方法も教えます。

    腹筋が鍛えられます

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  • 令和元年 最初のロープ高所作業特別教育講習会

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    大型連休が明けて 最初の金曜日(5月10日)、ビッグロック日吉店で「ロープ高所作業特別教育」講習会を行いました。
    受講の依頼者はビルのガラスクリーニングの事業者で、受講者諸君はすでに東京GCAで「 ロープ高所作業特別教育 」を終了していましたが、実技をもっと知りたいということで、スペシャルな講習会となりました。
    参加者は今回4人、来週4人の合計8人です。
    実のある講習に、少人数は理想的です。

    墜落制止用器具(アサップロック)の用法を教えました。
    予備の墜落制止用器具(キャッチ)の用法を教えました。
    墜落制止用関連器具(アイディ及びクロール等)の用法を教えました。
    すなわち下降器具と登高器具の使い方
    安全確保で肝心なのはロープの取付方法(リギング)です。
    メインロープとライフラインは別々の支持物にほどけないように取り付ける、これ法律です。
    しかしコンプライアンスだからといって、こんな取り付けをするのは大バカ者です。
    なぜなら、メインロープが切れたら、大きなスイングが生じてしまうからです。
    スイングによるリスク… 
    作業環境によっては、作業者の激突や、ライフラインの切断が予測されるので不安全です。
    下降する位置を調節する場合でも、同じリスクがあります。
    はじめからメインロープとライフラインを別々の支持物に取り付けてはいけません。
    双方のロープをまとめて、ほどけないように固定するための結索術はないのです。
    あったとしても、それは個人的なアイディア(応用結索)にすぎません。
    ではどうするか?
    メインロープ、イフライン双方とも
    索端(ロープの末端)にフィギュアオブ8オナバイト(8の字結びの一種)で輪を作ります。
    そしてコネクタで、同じ支持物に、一緒に取り付けます。
    そののち隣の支持物に、アルパインバタフライで双方とも取り付け、Yハングを作ります。
    アルパインバタフライは3方向に負荷をかけるための結策術のマニュアルです。
    これにより、メインロープが切れてライフラインにぶら下がったとしても、
    危険なスイングは生じません。
    Yハングには荷重分散の目的もあるので、Yの内径は90度以下にするのが理想的です。
    結索術は、ロープ取り付け作業(リギング)の基本です。
    しっかりマスターしてください。
    ロープ上で動けなくなった同僚の救助も大切です。
    下降モードのレスキューは、とても簡単です。
    安全ですが、ビルの窓ふきのブランコ作業には、望むべくもない技術です。

    ご安全に

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  • 平成最後の墜落制止用器具特別教育講習会

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    4月30日、平成最後の記念すべきこの日、新宿区の大手ビル管理会社から墜落制止用器具特別教育のお座敷がかかり、一席お付き合いを頂いてきました。
    さて「言葉」というものがないと、お笑いはもちろんのこと、講習会なんて できっこありません。
    今の学校のことはよくわかりませんが、私が中高生だったころは、学校で満足な性教育なんかありませんでした。
    なぜなら「言葉」の問題で、性教育が困難だったからです。
    どういうことかというと、男性のいちもつは、おちんちんと声を出していえるし、文字にすることもできますが、女性のほうはといえば、みんなが知っているにもかかわらず、口に出すのもはばかられるし、文字で表すこともできません。
    存在しても、その存在が認められないということは、実在しないということです。
    伝える手段の「言葉」がないのですから、教育はできません。

    同様に、私たちの国には、墜落の深刻度を表す「フォールファクター」の和訳がありません。
    落下係数や墜落率と表しているのを見かけますが、それはクライマーやロープアクセステクニシャンの間で使われる用語で、法律等で定められた一般的な言語ではありません。
    「フォールファクター」とは、落下距離をロープの長さで割った数値で、墜落の深刻度を表すものです。
    高所作業の安全教育、特に墜落制止用具特別教育及びロープ高所作業特別教育には必要不可欠ですが、中災防の教科書に載っていないのは、「フォールファクター」が法律用語ではないからに違いありません。

    日本語に「フォールファクター」 がないのは、ある意味、仕方がないのかもしれません。
    墜落が止まった時に発生する危険な衝撃荷重は、実験しなかったら正確には分らないし、墜落が止まった時に伸びるランヤードの長さも、これまた実験しなければわかりません。
    ですから、落下距離をロープの長さで割って、それぞれFF=0、FF=1、FF=2 と言おうものなら、物理の先生に笑われます。(私は本当に物理の先生に笑われたことがあります。しかもクライマー)

    しかし、数値化できないようなものを簡単な数字で表し、それは安全なのか、それとも危険なのか、はたまた許容範囲なのかを、分かりやすく受講者に伝えることは欧米人は得意です(リスクアセスメント然り)
    今日の講習では、フォールファクターのフル回転で、お話ししましたが、みなさん、たいへん分かりやすかったと大好評を頂戴しました。
    平成の御代 最後の日に、いい仕事をさせてもらったと感謝に堪えません。
    令和の時代もご安全に

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