欧州規格のロープアクセスの資器材が、国内の市場でも流通するようになり、トレーニングを受けていない作業者による間違った(不安全な)使用が目立つようになってきました。
たとえば、フォールアレストアタッチメント(胸の位置のD環)に接続しなければならないモバイルフォールアレスター(墜落阻止器具)を、ワークポジショニングアタッチメント(腰の位置のD環)に接続するとか、デバイスにマッチしないロープを使用するとか、あるいはメーカーが産業での使用を禁じているスポーツ用品の使用など…
ただ、こうした間違った製品の使用は、ベンダー側の無責任な販売も大きく影響しているものと推察されます。
ロープアクセスの資器材の使用にあたっては、ブランコ作業マニュアル(全国ガラス外装クリーニング協会連合会)にも記載されているように、ちゃんと取扱説明書に従うべきでしょう。
取扱説明書に記載のない、思いつきのアイディアは、自己責任であることを、よく理解する必要があります。
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