6月12日、アセスメントの二日目です。
審査を受けるのはレベル1 3人、レベル2 2人、レベル3 3人です。
結果は、レベル1と2は全員合格でした。
が、レベルで一人、合格できませんでした。
ハンギングホールのさいカジュアリティ(要救助者)のアサップロックを外してしまいワンポイントになったとか、オンロープ(しかもクロール)の状態で、カジュアリティにカウズテール掛けたとか、情報はさまざまですが、私は見ていなかったので、詳しいことは分かりません。
魔が差したんでしょうね。
アセスメントにはよくあることです。
ただ、ハンギングホールなのにクロールでオンロープ状態であった、というのは解せない点です。
基本をしっかり練習することが大事です。
また今回に限らず、通訳がアセッサーの支持を適切に受講者に伝えられない点も受講者の間で指摘されています。
たしかに、昨日もリギングという英語を日本語に訳せず、受講者が戸惑う場面がありました。
ただ一言「リギングをしてください」といわれても、リギングにはいろんなメソッドがあるのですから、どうすればよいのか私でもわかりません。
審査をはじめて受けるレベル1にとっては、なおさらです。
リギング(ここではロープの取り付け・結索法)は、国内法の「ロープ高所作業特別教育」にも大きくかかわることなので、IRATAトレーニングでもとくに力を入れて教えています。
ですからレベル1の諸君、戸惑いながらも適切に、ちゃんとできていました。
自分で考えて結ぶという、応用力が育っていたのです。
戸惑っていたのは、通訳さんのほうなのでは?(笑)
レベル2の審査ではTOSHIさん、ハンギングホールの際、わざわざ遠く離れた場所からロープを登ってハンギングホールの場所までエイドクライミングで移動したところ、アセッサーから「なんで君はそんな面倒なことをするのかね?」と、言われていました。
「だって通訳さんが…」 疲労困憊のTOSHIさん、温厚な人ですが、ずいぶん腹を叩ておられました。
IRATAのアセスメントは、母国語で行うと定められています。
それではナミサンカメラの画像をアップします。
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