先に述べたとおり、1本の長いロープを真ん中で2本に振り分け、それぞれメインロープ及びライフラインとして用いるのは、なかなか困難でした。
過去に、東京労働局から「メインロープとライフラインは別々のロープを使用するように」と指導があったことを記憶しています。
どういうことかというと、ロープの長さが不十分で、片方が地面まで届いておらず、その結果、墜落災害が発生した事例が少なからずあったのです。(残念ながら今年も発生)
とはいえ、この事例をもって、長いロープを2本に振り分けてはいけないと決めつけるのは早計であると思います。
所詮、長さが不十分な短いロープは地面に達しませんから。
長さ100メートルのロープを真ん中で切って、50メートルを2本作ることには抵抗があります。
100メートルの長さのロープを失うことになってしまうのですから。
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これにより、それぞれメインロープ及びライフラインとして使用できます。
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