送電線の鉄塔でロープアクセス

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今月の作業は鹿児島県、三重県、和歌山県、北海道と、毎週ちがうところへ巡業ですが、特記すべきは送電線の鉄塔です。
日本国内で「IRATAの産業用ロープアクセス」が送電線の鉄塔で採用されたのは今回が初めてでしょう。
安全に作業するために欠かせないのが、ロープの切断防止措置と救助計画です。
当初はお家芸のリグフォーレスキューも考えましたが、ロープの取り付けはステージよりも下方の支柱と、ステージから数メートル離れた支柱で、そこまでのアクセスに必要なのがエイドクライミングで、作業者はロープからロープへの移動およびディビエーションの通過やリアンカー(リビレイ)の通過もするので、有効なのはスナッチレスキューです。
したがって、初級者レベルのテクニシャンだけでは太刀打ちできない。
某電力会社の鉄塔で「ブランコ作業」による塗装作業が行われた事例がありますが、果たしてレスキューもままならぬメソッドで、安全に作業できたのかどうか疑問です。
今でもやっているのかなぁ?
捕捉しますが、当該環境においてロープの切断防止で最も有効なのがディビエーションとリアンカーです。
なぜなら、ロープアを危険の源に接触させない方法だからです。
こんなんこと「ブランコ作業」では できっこありません。


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