IRATAのロープアクセスは安全に対して厳格なルールを持っています。
その一つがフォールファクター(落下係数)です。
IRATAのトレーニングでは、受講者が安全なフォールファクター0~1を確保して行動できるよう指導します。
たとえば「ロープを登ってノットをほどいて安全に下降する」という課題があったとします。
無造作に、バックアップロープ側のパスノットをせずノットを解くと、途端にアサップロックの位置が下がってしまい、フォールファクター2になってしまいます。
アサップロックは万が一の墜落を止める重要なデバイスですが、地面に近い位置でフォールファクター2になってしまうようでは、とても安全を守っているとは言えません。
キャッチ(セカンドバックアップデバイス)でパスノットし、アサプロックを外してからノットを程いてください。
これが正しい手順です。
ご安全に
コメントを残す