ロープアクセスは、ISO22846が定める国際標準


IRATAのロープアクセストレーニングコースが始まっていますが、ロープアクセスという用語は、ISO 22846が定めたもので、作業者の墜落からの保護は、ダブルプロテクションが原則です。
ダブルプロテクションとは2重の保護で、メインロープのほかにライフラインの使用が義務付けられています。
ライフラインを使用しないロープアクセスというものは、ありえませんし、あったとしたら公的に道められるものではありません。
それは洞窟探検(ケイビング)のSRT(シングルロープテクニック)と何ら変わらず、登山やクライミングと同様のテクニックだからです。
スポーツならば、1本ロープも当然でしょうが、仕事となれば安全が優先されなければなりません。
アイディは、ジャムロックやパニックロックといった安全装置が付いた極めつけ安全な下降器です。
とはいえ、使用者が不適切な使用をすれば、たちまち危険な状態に陥り、命取りになりかねません。
じっさい、アイディの蓋を閉め忘れ、墜落した事例は報告されています。(ライフラインがあったので無事)
使用者は、アイディの正しい操作方法を、正しい訓練によって体得する必要がります。
取り扱い説明書を読んだだけではわからないことは山ほどあるのです。
ヒューマンエラーは人間について回る不安要素です。
ライフラインの使用・ダブルプロテクションは、万が一の事故及びヒューマンエラーによる事故から作業者を守る大切な決まり事です。

ご安全に!


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