全国各地で真夏日になった5月20日、横浜と長崎の造船所の作業を終えたロープアクセス午年会の三人衆は、信州川上村の小川山で慰労会と称し、あぶない遊びに挑みました。
クライミングやケイビングのようなスポーツは、墜落からの保護は1ポイントでOKで、ロープはシングルを使用します。
じっさい、ケイビングにおけるロープの技術を、SRT(シングルロープテクニック)といいます。
しかし安全が最優先される産業用ロープアクセスは、こうしたスポーツから生まれた技術ながら、墜落からの保護は2ポイント必要です。
作業者の2重の保護、いわゆるダブルプロテクションの原則は、ISO 22846で定められた世界標準です。
スポーツも安全は優先されますが、だからといってダブルプロテクションの原則で保護しようものなら、こんなつまらん遊びはないでしょう。
非日常的行動には、ある程度リスクが伴うものです。
リスクが大きいほど、日常のストレスからの解放感が大きいのも事実です。
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