Grimpdayのチャレンジャーたち どげんかせんないかん


世界には、Grimpdayという特殊救助の競技会があるといいます。
どんなものか知りませんが、アルテリアのホームページにアップされているGRIMPの記事を見れば、だいたいは想像できます。
こんなこと、日本の消防隊にはできっこないと思われますが、これに挑戦しようとしている有志達がいます。
その彼らが、ロープアクセス技術を習得するために、1月17日と18日の両日、兵庫県の高砂市に集結しました。
場所は、トーアスジェット㈱の工場、ご存じIRATA公認のトレーニングセンターです。
参加者は鹿児島県から1名、福岡県から1名、徳島県から2名、香川県から4名、岡山県から2名、兵庫から2名、合計12人のチームでGrimpday Westといいました(ということは、東日本のEastもあるんだな)が、そのほか地元の消防から数名参加があったので、合計18人くらいだったでしょうか。
ハーネスを装着した11人の消防隊員と一人の警察官からなるGrimpday Westの出で立ちは、写真で見たフランスの特殊救助部隊とは程遠いもので、私の期待は大きく外れてしまいました。
一人ひとりの装備がバラバラで、しかも誰が隊長なのかもわかりません。
「有志の集まり」なので仕方がないのかもしれませんが、フランスの特殊救助部隊を正規軍とするならば、まるで反政府軍ゲリラか野武士の集団です。
私が海上自衛隊出身なので、そのようにみえたのかもしれませんが、まあ、どけんかせんないかん
それでも身体能力は高い皆さんなので、何でも教えることができて楽しくやれましたが、やたら不安全行動が目について仕方がありませんでした。
これまで、表面的な技術ばかり教えてもらって、安全確保の基本を教えてもらってこなかったのでしょう。
これは、どけんがせんないかん

オンロープレスキューを教えたときは、ちゃんとしたアッセンダーを持っておらず、満足にピックオフができませんでした。
性能のいい道具を持たないと、難しいレスキューはできません。
お金がなくて、ペツルのアッセンションが買えないのでしょうか。
どげんかせんないかん
Grinpdayにチャレンジしたいなら、IRATAのレベル1と同等の技量は必要でしょう。
リーダーにはレベル3の技量が求められるでしょう。
今回は難しいチームレスキューにもチャレンジしてもらいましたが、先に述べたように基本動作が身についていないので、優秀な隊員さんでも今のままではIRATAレベル1に合格することは困難ではないかと感じた次第です。

優秀な人たちなのに、なぜロープアクセスが下手なのか…
原因の一つに、ちゃんとお金をかけて習ってこなかった、という点が挙げられると思います。
民間の労働者諸君は、高い受講料(1日あたり約3万円)を払って、一週間も仕事を休んで、IRATAトレーニングコースにチャレンジしています。
そのうえで、一ヶ月に1回、リフレッシュトレーニングに参加している人が少なくありません。
道具だっていいモノを持っています。
そんな民間の高い意識を参考にされたいと思います。
目指すところはエリートでしょう。
「有志だからお金がない」というのは理由になりません。

まあ、その点から意識改革をしなければいけないと思う…


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