カラビナの運用にはトレーニングが必要です。


ロープアクセスで使用するカラビナは、ゲートオープンによる破断やロープ等が外れないよう、2つの異なる動作による機能が必要です.EN362
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ツイストロックと言われる自動ロック式カラビナは、ひとりでにゲートが開いてしまうロールアウト現象や、セットしたつもりになってしまうデタッチメントというヒューマンエラーが発生する可能性があり、注意が必要です。DSC09929_RDSC09930_R
これらのリスクを低減するには、外れ止め装置がネジ式の、スクリューゲート式カラビナを使用するのが普通です。

ただしネジには、閉め忘れるいうヒューマンエラーがあります。
スポーツ用のカラビナは、ロック機能のないものが普通で、そのため作業者の間でネジの閉め忘れが多くみられます。
ヒューマンエラーを防止するには、IRATAのような ちゃんとした協会のトレーニングを受ける必要があります。
欧州のロープアクセスは、作業者にトレーニングを義務づけています。
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いま国内で開催の「ロープ高所作業特別教育」で「実技」もやらなければいけない理由は、上記トレーニングの必要性を見据えたものであることは容易に推測でします。
したがって、テキストを読んだだけで実技教を割愛するインストラクターは、インチキラクターといわれます。

 


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