1月20日、飯田橋の都立職業能力開発センターにおいて、今年最初で今年度最後の「ブランコ作業安全教育講習会」が開催されました。
20名の受講者は、多くは首都圏からの参加でしたが、3分の1は北海道、秋田、宮城、福島からの参加で、しかも一般(非会員)の参加が大半をしめたのが特徴的でした。
わたしが毎回説くことは、ブランコ作業に潜む不安要素ですが、実務経験が長い人でも、どこにどんな危険が潜んでいるのか見抜けないのが実情です。
それは、グループ討議で作業手順書を書かせると一目瞭然で、作業の仕方に精通している人が墜落防止の基礎知識をわかっていないことに驚かされます。
安全帯を使用しても、ブランコ作業の安全確保はままなりません。
![安全な作業手順を説く山本先生の講話](https://ftgworks.com/wp-content/uploads/2014/01/7da29691ed89d00f3b6cdcc9971a9772-150x150.jpg)
![事故事例を紹介し、対策を説く佐元先生の講話](https://ftgworks.com/wp-content/uploads/2014/01/8353e87e004684bef0272c70e8bcafa2-150x150.jpg)
![安全パトロールで見かけた、ブランコ作業の実態を説く大山先生の講話](https://ftgworks.com/wp-content/uploads/2014/01/127784c1127bfdcc775bf22e35e878f2-150x150.jpg)
昨年から、ブランコ作業の法制度化が事あるごとに話題に登るようになりました。
しかし作業者がマスターしなければならない内容は思いのほか多く、ゴンドラ並みの特別教育では間に合いません。
ブランコ作業は、ロープアクセスの水準までレベルを上げる必要があります。
ブランコ作業はなぜ事故の発生率が高いのか…、ロープアクセスはなぜ事故発生率が低いのか、じゅうぶん検討する余地があると思われてなりません。
ご安全に
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