今年最後の産業用ロープアクセス講習会

あと二日で令和最初の冬至となる12月20日、スミス君のたっての願いで開催した産業用ロープアクセス講習会は、今年最後のトレーニングとなりました。
インフルエンザで二人がドタキャンしましたが、ムリヤリ参加が2人いて、大盛況になりました。

なにかと慌ただしい年の瀬に トレーニングに汗を流すヒマ人たち
マエストロでホーリングがチョー楽になったと喜ぶ おKさん
ラージリアンカーのボトムレスキューは今や標準
救助者もドツボにはまったら どうする?
レベル2.5?のシューさんが指揮者となってチームレスキュー
救助方法はクロスホール/ロワーリング(左側レベル3、右側レベル2)
レベル2はホーリング、レベル3はロワーリング
残念!カジュアリティを危険個所に着地させてしまいました。
失敗の 原因は、レベル3が操作するロープのテンションがぬけきっていないのに
右側のレベル2にロワーリングさせてしまったからです。
2人目のカジュアリティのロープはリリースするほどに流すべし… なぜだかわかる?
困難な搬送技術:障害物(中間支点)の通過
難解な技なのですが、お嬢さんの細腕でも大丈夫
コロンブスの卵
これなら直角に方向転換する支点の通過も容易です。

最後に、兵庫県から参加したエクセミズタ君の感想です。
「ビッグロックの受講者は みなさん情熱的ですばらしい。できっこなさそうな難しいテクニッにも積極的に参加する」

年明け最初の講習会は、1月31日の予定です。
場所は ビッグロック日吉店
奮ってご参加願います。
よいお年をお迎えください。

第41回 IRATAトレーニング3日目

12月4日、IRATAトレーニング3日目、天気予報は 札幌や秋田は真冬並みの寒さと報じています。
加古川の寒さも半端ではありませんが、朝イチで、エッジマネジメント(リスクアセスメント)を行い、得意の講釈を披露しました。
ロープはシャープなエッジで切断しますから、切れないための対策は大切です。

レベル1の実技は、ディフィカルトエッジの通過とミッドローププロテクター(巻き型養生)及び エイドクライミング、フォールアレストクライミング(墜落制止用器具の正しい使用)をやりました。
最後は結索で、ナインノット、テンノット、ラビットノット及びロープの収納法を練習してもらいました。

エッジマネジメント
リスクアセスメント
ディフィカルトエッジの通過
ミッドローププロテクターの通過
レベル2はリアンカーのレスキュー
エイドクライミング
セブンノットは結索? 傑作
ダブルフギュア8オナバイト

ハーネス型墜落制止用器具特別教育

公益財団法人東京ビルメンテナンス協会と一般社団法人東京ガラス外装クリーニング協会の共催で、 11月21日、西日暮里のビルメンテナンス会館においてハーネス型墜落制止用器具特別教育が開催されました。
受講者24人、講師4人(私は講師で参加)
テキストは中央労働災害防止協会発刊の「フルハーネス型墜落制止用器具の知識」を使用して、私の担当は第2章および第3章の学科と、実技のレストレインでした。
墜落制止用器具で、墜落を未然に防止することはできません。
墜落制止用器具を使用するということは、作業において墜落は、想定内だということです。
墜落制止用器具の使用は、安全の最低基準です。
ですから墜落を未然に防ぐことが先決であり、墜落した際は、直ちに救助が必要です。

ほとんどの人がビルメン関係者で、しかもロープ高所作業に関わる業務の方が少なからず参加されていたので、墜落制止用器具を使用した「平場➡笠木➡垂直面➡下降」の手順を展示しました。

墜落制止用ランヤードで墜落から作業者を保護するフォールアレストシステム
危険個所へ到達することを制止するレストレインではない。
したがって墜落の可能性は消えない。
これ以上前進すると(笠木の上に乗ると)墜落の可能性が高くなるので、
注意してメインロープとライフラインを垂らす。
墜落制止用器具だけに頼った高所作業はリスクが高い
平場でライフライン及びメインロープの接続を行う。
メインロープに荷重が掛かったら墜落制止用ランヤードをリリース

次に、上記の手順に潜む大きなリスク(墜落する可能性)を低減する方法を展示しました。

調節型ランヤード(グリヨン)を使用
ランヤードで拘束・制止(レストレイン)されている。
墜落の危険のある個所に接近する(笠木の上に乗る)ことはできない。
メインロープ及びライフラインを垂らし、それぞれ連結する。
調節型ランヤード(グリヨン) を操作して笠木に乗る。
調節型ランヤード(グリヨン) のバックアップはライフライン
ライフラインとハーネス型墜落制止用器具の接続はペツルのアサップロック
さらに 調節型ランヤード(グリヨン) を操作すると
メインロープに荷重が移る。
調節型ランヤード(グリヨン) をリリース

高所作業において、足場と囲いの設置が合理的ではない場合は、墜落しない方法(衝撃荷重が発生しない方法)から順次、選択を検討するのが肝要です。
繰り返しますが、墜落制止用器具だけに頼った高所作業はリスクが大きいのです。
ご安全に