5月17日 消防大学校で教鞭を執る

5月17日のことですが、総務省 消防庁の 消防大学校で、ロープ高所作業特別教育およびハーネス型墜落制止用器具特別教育の関係法令(労働安全衛生規則)について2コマ、講義の依頼があり、ちょっと行ってきました。

講義を頼まれた当初は、法律の話をたった2コマで話せるわけもなく、日程がIRATAトレーニングと重なりそうで、めんどくさいし忙しい。
そう!高齢者は忙しいんだ。 

断ろうと思っていたら、「いやいやいやいや、こんなチャンスはありません」とフーサン
しゃぁあんめぇ… ということで、前座を演じることにした次第

それにつけても、困ったのは着ていくもの。フーサンは絶対にスーツでは来ない。
天気予報は、気温が上がって夏日になると騒いでいるし、だからといって、デニムとTシャツなんかで行ける場所ではない。
あわてて横浜駅東口のデパートで、気の利いたパンツとポロシャツをゲット
季節に合った すがすがしいヤツだ。

でも結局、出発間際に選んだのは… スーツ
丈の短いジャケットと細身のパンツ
ネクタイは、クールビズということでナシ

ノーネクタイは、結局のところ大正解で、授業が始まる前、学生の代表が「全員上着を脱いでもよろしいでしょうか?」と聞いてきたのです。
もとより当方、ノーネクタイですから、ダメなんて言えっこありません。
学生さんも、ノーネクタイには言いやすかったと思います。
TPOは大事です。

学生は、北海道から沖縄まで、全国から集まった49名の幹部候補生
将来の消防を背負って立つ若者たちに、何を話すのか、どう話すのか、大変なプレッシャーです。
こっちは実技教育が専門でも、教室での講釈は苦手なんですから。

ともかく、絶対に守らなければならないのが時間です。
決められた時間通りに終わらなければいけません。
オーバーしてしまったら失敗です。
限られた時間内に、伝えたいことを全部伝えられることなんか出来っこないのですから、むしろ早めにやめる方がいい。
時間の超過は だらけます。

ということで、よかったこと。
1分1秒たりとも違わずに授業を終えられたこと。
休憩時間に、名刺交換と質問攻めにあいました。
うれしい限りです。

はじめは、めんどくさいし忙しいとか、断ろうとか言っていたものが、終わってみたら「お近いうちにまたどうぞ」とほざいているのですから、まあなんと現金なものか(笑)

ご安全に

JIRAAトレ 審査 全員合格

今週は、新星興業さんで JIRAAトレ(初級)が開催されておりました。
受講者は3人で、ウィンドタービンにかかわるお仕事をされている方です。
13日から15日まで、真冬の寒さがぶり返しましたから、教える方も教えられる方も、なかなか大変だったと思います。
17日金曜日、第三者による技能審査ということで、行ってきました。

コンバインド:ロープトゥロープ~パスノット~リアンカー
ロープトゥロープ
この後パスノットをやってもらって
リアンカー
ディフィカルトエッジの通過
このあととミッドローププロテクターの通過
エイドクライミング(固定アンカー)
カラビナのねじを締めるタイミングが遅い!
エイドクライミング(ムービングアンカー)
難度の高いロープトゥロープ
できるかなぁ(笑)
レスキュー
レスキュー

たった4日間のトレーニングで、ここまでは教えられないだろうと思われるバリエーションをやらせましたから、課題はむずかしめだったと思います。
セカンドバックアップのカラビナのねじの閉め忘れで、マイナーを取られりしながらも、全員合格!
おめでとうございます。
しかし、これで終わりではありません。
レベル1は、ただの新人ですから、ちゃんと安全確保ができる階級ではありません。
作業現場の安全を確保するためには、レベル2.3にチャレンジして階級を上げていく必要があります。
ご安全に!

ランチブレイクは くさやの干物
大島みやげのムロアジをTさんが焼いてくれました。


第51回:IRATAトレーニング アセスメント2日目

1月29日、アセスメント2日目は、6人のレベル1と、レベル2・3がそれぞれ一人で、合計8人が審査を受けました。
結果は、レベル1は全員合格できたものの、2と3は残念ながら合格できませんでした。

レベル2はリアンカーレスキューのさい、まだレスキューモードになっていないのに(クロールのまま)、カジュアリティをカラビナで繋いでしまったもの。
まあよく有る失敗ですが、こうした間違いは勘違いによるものではなく、単に練習不足によるものと推察されます。
ちょっと力が足りませんでした。

レベル3は、ラージリアンカーレスキューのさい、アイディへのロープの逆通しで不合格となりました。
レベル3で普通は、このような勘違いはしません。
アヤがついたのでしょう、きっと。
じつは、アヤは昨日からついていたのです。
どういうことかというと、以下の画像と同じ条件が、課題として出されてしまったのです。
他人事とは思えません。私もやらかしちまうかもしれないなぁ…

昨日のアセスメント:ラージリアンカー・ボトムで、カジュアリティがロープの選択を間違いました。
バックアップロープのほうにクロールが取り付けられていました。
苦労してなんとか成功させましたが、ご当人のアンちゃん曰く、あたまが真っ白になりました。
こんどはカジュアリティ役のほうが レスキューを行う番になりました。
前者の アンちゃんが成功させたため、同じ条件での課題となりました。
なんとが解決できました。

おっと、もう一つ でかいアヤがつけられていたことを思い出しました。
「この人、メジャーにしてください」って、昨日、アンちゃんがスカイさんに向かって言っちまったんです。
まあ、たしかに言われるだけの茶々、入れてましたからねぇ(笑)
悪いことを口にすると、本当のことになってしまうという、日本人の言霊信仰です…