久々にロープ高所作業特別教育講習会

電気通信工事系の会社さんから、ロープ高所作業特別教育のご依頼があり、2月26日、受講者4名で講習会を開催しました。
当該特別教育は、安衛則で定められた規則ですが、安全確保の最低基準なので、真に安全を求めるならば、さらなる安全教育(実技教育)が必要です。
このたびご依頼があった会社さんは、安全に対する意識が高く、2日の追加実技教育(合計3日)の受講を申し込まれました。
りっぱです!

相も変わらず 寺子屋風の安全教育講習会
下降器による登高
高登器による下降
下降モードの器具の交換
登高モードの器具の交換
ロープからロープへの移動
ロープからロープへの移動-2
ロープからロープへの移動-3

これって IRATAレベル1の初日のトレーニングと おんなじやんけ!
そう、ハーネス等 個人用保護具の組み立て方も教えたので、必然 フィギュア8ノットとバレルノットもやりました。
とっても優秀な人たちでしたから(笑)

チェアリフト レスキューの手順

ペツルの「ロールキャブ」は、スキーのチェアリフト等の索道で、救助に使われます。
救助方法はテクニカルロープレスキュー
手順を以下に示します。

要救助者
救助者は地上にひとり、ステーションにふたり必要
要救助者に近づく
インターベンション
グリヨンで要救助者の墜落防止措置を講じる
ニュートンイージーフィットを装着させる
ニュートンイージーフィットはスキーを履いたままでも装着が容易
リグで吊り上げ、アサップロックでバックアップを講じる。
テクニカルロープレスキューはダブルプロテクションが原則
グリヨンを外して 初めに講じた墜落防止措置を解除
要救助者を降ろす
ロールキャブを盛替えて次の救助に向かう


緊急事態宣言下で

緊急事態宣言下、不要不急の外出は制限され、IRATAトレーニングもいつ再開されるか見通しがつかず、私はまったく活動の場を失ってしましましたが、この不幸な事態はいつも続くものではありません。
今年はダメかもしれませんが、来年は きっと平和になるでしょう。
IRATAトレーニングが再開されるその日のために、今はひたすら山を駆け、岸壁を攀じ、体を鍛える毎日です。
58キロ以上あった体重は、56キロを下回るまで落ちましたが、ダイエットではありませんし、やつれたわけでもありません。
毎晩いただくお酒の量に変化はありませんから。

円海山からの富士山眺望
眼下に見える鎌倉の若宮大路
ビックリ仰天
飲酒の量に変化なし