高所作業ではありませんが、重力に逆らって演じられる「エアリアルティシュー」もまた、墜落のリスクにさらされています。
墜落の可能性は演者の技量に左右されますが、人前で演じるプロともなれば高度なテクニックによって落ちる可能性は当然のことながら限りなく0に近くなります。
しかし、演者の技量で防ぐことができないのがティシューそのものの落下です。
取り付けた部材が「シャープなエッジ」だった場合、演技中、スリング(接続具)の切断によってティシューが落下する可能性が生じます。
不幸なことに演者は、打ち合わせやリハーサルに忙しく、ティシューの取り付けを自分では行いません。
また、取り付け状態の確認もできません。
リスク回避のテクニックを有する信頼できるスタッフが必要です。
このような現場でも、IRATAは活躍しています。
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ロープ高所作業特別教育をやりました♫
2月12日、ビッグロック日吉店において、「ロープ高所作業(産業用ロープアクセス)特別教育講習会」第1回目を開催しました。
主催は、(一社)日本産業用ロープアクセス協会
受講者は、長野県から5人、東京都から3人、神奈川県から1人、合計9人 (内、IRATA有資格者4人)
業種はビルメン系、風力発電系、船舶系
午前中はロープ高所作業に関する知識、メインロープ等に関する知識、労働災害の防止に関する知識、関係法令をそれぞれ1時間かけて講習しました。
午後からは実技講習で、ロープの取り付け方法と、ロープの登・下降を行い、できる人にはレスキューまでしてもらい、フォールアレスター(墜落阻止器具)の正しい操作法などを教えました。
そのほか、保護帽の装着法、メインロープ等の点検、整備の方法などを教えました。全部で3時間
じっさいに今使っている道具を点検してもらって、交換時期に来ていることを理解してもらうことができて良かったです。
最後に1時間、関係法令をやって講習会を終えました。
受講者の皆さん、今日の講習で学んだことを忘れずに、これからも安全作業に心がけてください。
サポートのスミス君、お疲れ様でした。