仙台で、2回目のロープアクセストレーニング

パスノットエイドレスキューホーリング

11月19日 宮城県仙台市で、今年2回目のロープアクセストレーニングを行いました。場所は、前回と同じボルダリングジム・ズィーボックス。

参加者は 5名で、みなさん現場の経験が長い人でしたが、アイディやアサップを初めてご使用になられる方がお一人おられました。

この受講者さんには、まずアイディによるロープの登・下降とクロールによるロープの登・下降を練習してもらい、そしてクロールで登り、アイディに交換して下降するという、基本動作をマスターしてもらいました。

これら基本動作は、生半可におぼえると不安全で、安全確保がままなりません。ありえないことですが、もし現場の職長が、基本動作をよくわかっていない場合は、作業者の不安全行動を見逃してしまい、重大な事故につながりかねません。

つい先ごろ、ある団体のブランコ作業のプレゼンテーションで、基本動作を間違ったままの写真が採用されているのを見せてもらって、開いた口が塞がらなかったばかりです。取扱説明書をちゃんと読んでいなかったのでしょうか?

ロープアクセスはもちろん、ブランコ作業でロープアクセスの器材を使用する場合は、かならずメーカーや販売店が行っているトレーニングを受講するようお願いします。机上講習では間に合いません。

閑話休題

仙台のロープアクセステクニシャンは、すでに地元のIRATAメンバーの指導でピックオフをマスターしているので、エイドクライミングのレスキューをやってもらいました。

ホーリングも、ある程度知っているので、ちょっと難しいのをやってもらいました。

講習後の懇親会には10人の参加があり、ロープアクセスの話題でおおいに盛り上がりました。したたか飲んで地域経済活動の活性化に貢献したことはいうまでもありません。

東京GCA主催のブランコ作業安全教育講習会

11月11日、東京ビルメンテナンス会館で、今年度3回目となる「ブランコ作業安全教育講習会」が開催されました。受講者は13人で、いずれも首都圏の事業所からのご参加でした。ブランコの経験が20年を超えるベテランが数人いらっしゃいましたが、まったく経験のない人には、ちょっと難しい講義内容だったかもしれませんせん。

関係法令

リスクアセスメント

 

マトリクスを引いて、目に見えない残留リスクの怖さについてお話しました。

ロープアクセス技術講習会 11月8日

共同作業でむずかしいホーリングに挑戦

共同作業でむずかしいホーリングに挑戦

空中でのホーリングシステムの構築には熟練を要する。

空中でのホーリングシステムの構築には熟練を要する。

大切なことは基本動作の反復練習だ!

大切なことは基本動作の反復練習だ!

 

 

 

 

 

 

 

 

いつもビッグロック日吉店で行っているロープアクセストレーニング、今回は共同作業でむずかしいホーリングに挑戦しました。ホーリングは、オンサイトレスキューの必修科目です。なんども言いますが、ロープアクセス作業は、事故が起きても誰も助けてくれません。仲間を助けられない人が従事できるようなハンパな業種ではないのです。新人にも手伝ってもらいましたが、メカニカルアドバンテージ(滑車の倍力)が2:1なのか、3:1なのか、理解してもらうのは思いのほか困難です。経験の浅い人に、むすかしい技術をおしえても、わかってもらえないばかりか、むしろ引いてしまう傾向があります。基本動作の反復練習に多くの時間を使ってもらいました。